「うれくやしい」

素敵なモノを見つけた時はうれしい。だけど、自分が創ったんじゃないからなんだかくやしい。そんな気持ちを大切に。

「驚き」を生まないWebサービスはサービスじゃない

 
 
 
 
Pから始まる名前の人です。
 
 
最近思うことを徒然と。
 
 
先週、2つのWebサービスをリリースしたわけですが、企画をする際にひとつだけ気をつけたことがあります。
 
 
 
 
それは、サービスにちょっとした驚きを含める」ということです。
 
 
 
そもそも経済用語において「サービス」という言葉は、「効用や満足などを提供する、形のない財のこと」です。
 
 
どういうことかというと、Webの場合 そのサービスを使うユーザーが、そこから何かしらの「効用や満足」を得られないと、それはサービスとして成り立っていないということです。
 
 
「効用や満足」という言い方をしていますが、サービスを使う人の「感情」が何かしらの形でプラスに動くことだと理解しています。 僕はそれを「ちょっとした驚き(心にちょっとした衝撃を与えること)」と言っています。
 
 
 
その衝撃が「便利!」なのか、「お得!」なのか、はたまた「おもしろい!」なのか、「くやしい!」なのかは問いませんが。いま自然に使っているサービスも、初めて使った時に感動というか驚きがあったと思うのです。
 
 
今では何も考えずに使っている「GoogleFacebookYoutube」でさえもです。
 
 
今回の場合、
 
 「本の書き出し」では、
Webなのに縦書、しかも下にスクロールすると滝のようにでてくるデザイン(UI)
 
 「Spam Museum」では、
世の中で「悪」とされる迷惑メールが、メインコンテンツとなる。というギャップ
 
 
にちょっとした驚きを含めました(多分何人かは驚いてくれているはず… )。
 
 
 
みんながみんな驚かなくてもいいわけです。
自分が思う届いて欲しい人がちょっとだけ驚いてくれれば。
 
 
「1人が驚けば、その背後に1000人の驚く人がいる」と、ある広告代理店の人から教わったことがあります。 その1000人に確実に届ける方法は難しいのですが、とりあえず1人が驚けば1000人くらいの人が似たような反応をする ということ。
 
 
そのことを肝に命じて企画をしています。
 
 
そんな話をしていますが、最近、心にちょっとした衝撃をうけたWebサービス5つほどありました。
 
「ギフトキッチン」
Grooveshark」
「log」
「Stores.jp」
「Buypass」
 
の5つです。少し紹介すると
 
 
1,ギフトキッチン(gift kitchen)

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オリジナルのカタログギフトを作って友人に贈れるソーシャルギフトサービスです。
 
送る側が相手に合わせてカタログを作成し、ギフトの選択肢を提示することで、贈られる側は自分が本当に欲しいものを選び、手に入れることができる。というもの。
 
僕の誕生日にも友達から、ギフトキッチンを使ってプレゼントが届いたのですが、5つのカタログが届いて、必要ないであろう4つの中に1つだけ輝くプレゼントが混ざっていました。迷わずそれを選択しました。とても満足していて素晴らしいサービスだと思った瞬間でした。
 
 
 
  

2,「Grooveshark」

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世界中の音楽を無料で、検索、視聴できる音楽ストリーミング配信サービスです。

 

ユーザーは1億5000万曲以上の曲を無料で視聴することができます。日本語の曲は全てカバーしているわけではないですが、洋楽を聞く人はもうこのサービスだけで満足できるんじゃないかなって。youtubeに広告が入ってちょっとストレスになっていた時にこのサービスがでて「便利!」と思いました。

 

さらに先日、iPhoneAndroidブラウザで音楽を聴くことができるMobile版が正式にリリースされたので、歩きながら音楽を楽しむようにもなりました。生活スタイルが変わりました。類似サービスはいくつかあるけれど、これが1番便利だなぁって。

 
 

3,感動コレクション 「log」

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好きな映画や本、音楽を記録するサービスです。
シンプルで使いやすいUIとデザインで作品を投稿するのが楽しいサービスだと思いました。映画、本、コミック、音楽、ゲームなどをまとめて記録できるところも素敵です。
 
直感でわかるUI。一度使ってみる、わかると思いますのでぜひ。
 
 
 
 
4,Stores.jp

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Webサイトを創るための知識が乏しくても、自分でオンラインストアをつくれるサービスです。
 
“最短2分で、驚くほど簡単に、オンラインストアが作れる"ってのが売り文句。(実際は5分かかたけど、どっちにしろ簡単!)数年前に、ECサイトがほしいけど、まったく知識がなくて苦労した経験があるから、こういうサービスは本当に便利だと思います。
 
CEOいわく「オンラインストアの技術と知識を持った人だけがつくるのではなく、誰もがブログアカウントを持っているような感覚でオンラインストアを持つような世界が作れたら、個人が独立できて面白い世界になるのではないかなと思います」らしいです。すてき。
 
 
 
最後は「Buypass」

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ネット上で最安値のショップを探して注文できる、スマートフォンアプリです
Buypassに登録するだけで、数百店舗の中から最安値の商品を探して簡単に注文できるのが特徴。
 
時間の節約にいいなぁって思います。もう少し検索の精度がよくなったら、毎日使うサービスになるんじゃいかなって。
 
 
 
 
最近はこの5つのサービスに心動かされました。
 
こういうサービスを創れる人は本当にすごいと思います。
こんなサービスを少しでも早く提供できるように、日々精進します。
 
 
あぁ、うれくやしい。
 
 

【本の書き出し】Web版リリース「出だしよければ、全てよし」

 

 

Pから始まる名前の人です。

 

「出だしよければ全てよし」

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 「本の書き出し(Web版)」

 

2012年10月22日、本の書き出し(Web版)を公開しました。

本 好きの2人が、本 好き人たちのためにつくったサイトです。

(だから「本」好きな人まで届いてほしい。 笑)

 

先日、新宿の紀伊国屋本店で行われた「本のまくらフェア」

そこでは、小さなブースにもかかわらず、たくさんの人が立ち止まり、ただただ書き出しを見つめていました。 本の書き出しだけで、本を選ぶという新しい試みです。(思わず5冊も購入しました)

 

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本の書き出しは、筆者が全力で考えた「命の断片」です。

筆者の書き出しに込めた想い、真剣に本を選ぶ読者、その企画自体の威力に 心から感動しました。あぁ うれくやしい。

 

この世界観をリアルの世界だけに留めるのはもったいないと思い、Web上再現してみました。

 

 

 

偶然目にした一冊で、あなたの人生が変わるかもしれません。

たくさんある書き出しの中から、自分を呼ぶ一冊を見つけてください。

 

 

もう一度言います。

 

「出だしよければ全てよし」

 

 

→ 「 本の書き出し」

 

 

 

 

メイワクを、ワクワクに。Spam Museum リリースしました。

 

 Pから始まる名前の人です。

 
 
 
2012年10月8日、Spam Museum「迷惑メール博物館」をリリースしました。
 

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                                            「Spam Museum」
 
 
Klab株式会社が主催する、プロトタイピングラボで優勝した作品です。

 テーマは、日常を少しだけワクワクさせるサービス

 

 
そこで日常的に届く「迷惑メール」に焦点をあてました。
世の中で送受信されるメールの約95%が迷惑メールだとも言われています。
 
 
そんな鬱陶しい迷惑メールの中にも、人々を感動させたり笑わせたりする、うれくやしい迷惑メールというものが存在します。そうなるとそのメールはもはや「迷惑」ではなく「芸術」なのではないかと考えました。(「信じられないかも知れませんが、私はチンパンジーです。」や「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。」の件名の迷惑メールは有名ですね)

 

世の中で「悪」とされるモノを、少しでも楽しめるモノにできたらいいなって。日常がすこしでもワクワクしたらいいなって、そんな想いで

 

                   

                                「人の心を動かす迷惑メール共有サービス」

 

創りました。

 
 

-おもしろい迷惑メールがあれば投稿してみてください!

-友達にメイワク(ワクワク)を送ってみてください! 

 
 
 
あなたにとってのメイワクは、誰かにとってのワクワクでした。