あえて困難を創造する - 「Friendship Machine」
こんにちは。
今日ご紹介するのは、高さ3.5m超の独りでは買えない自動販売機(コカ・コーラ)です。
通常アイデアを考える際には
「いかに生活を楽にするか」
「不便なところはどこで、それをいかに解決するか」
と問題解決型で発想するのが常ですが、その逆、あえて困難を作り人々の協力を促し、自動販売機のプロモーションにつなげるという発想には度肝を抜かれました。うれくやしい。
あえて困難を作る というのでもうひとつ思い出したのが『ダイアローグインザダーク』というまっくらやみのエンターテイメントです。
あえて暗闇を作り、普段からフル活用されていない5感を研ぎ澄まさせ、人の協力を促す。さらには目の見えない人の気持ちまで考えさせる。考えれば考えるだけ深い意味のある素晴らしいアイデアだと思います。
参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。
http://www.dialoginthedark.com/
その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。
しかもここのサイトのキャッチコピー
『みえない。が、みえる』
デザイン- 女の子の動きがすごい ‐Bunkai-Kei
http://bunkai-kei.com/special/Elect-LO-nica/
Bunkai-Kei records というエレクトロニカ / IDM / アンビエント等の楽曲を中心とした日本のオンライン・レーベルのHPデザインがすごいのでご紹介。
こくご、さんすう、りか、せかい。 小学館「小学一年生」
http://seppaku-loser.tumblr.com/post/4549334163/77
こんにちは。
今回は、第77回 毎日広告デザイン賞に入賞した作品をご紹介します。
『こくご、さんすう、りか、しゃかい。』という誰の頭にもinputされている表現を存分にいかした作品です。
『こくご、さんすう、りか、せかい。』
世界『せかい』という言葉を表すために、ランドセルからモノを飛び出させる表現も素敵です。
小学生に夢を与えますね。
ただ単にコピーを受けて感動する人から 感動するモノを作れる人になりたいと感じました。そういった経緯もあり、2冊の本を読み終えました。
『広告コピーってこう書くんだ!読本』
『キャッチコピーの力の基本』
前者の作者コピーライターの谷山さんによると、受けてから作り手になるために大切なことはたったひとつ。『なんかいいよね』という発言を禁止して、その良いがどこからきているのか。何がいいのかをつきつめる。違いはたったこれだけだそうです。
「なんとなくいい」って割と好きなんですが、なぜなぜ思考もいいですね。